企業研究

2013年12月 3日 (火)

2014就活で問われるテーマは、やはり「職業人」

「職業人とは」研究を続けます。

12月に入って、「職業人」というワードでの検索が増えてきました。
このブログはリンクを張っていません。ほとんどの方は検索で来ていただいています。
それは、アクセスを稼ぐよりも、検索ワードの解析をすることで、みなさんがどんな言葉に敏感になっているか——つまり、企業からどんなことを問われているか——のアンテナとして機能させたいからです。

そんな、一切宣伝をしない地味なブログでも、昨シーズンの就活で1日5500アクセスを集めたことがありました。ワードは「職業人」。ある大手企業がエントリーシートの設問に「あなたが考える職業人とはどういうものですか?」という設問を載せたのです。そこでみんなパニックになり、「正答」を求めて検索してきたというわけです。

なぜパニックになったか。正しい答えがないからです。
その設問は、「自分の考えたことを書く」ことが必須です。
おそらく、何かを写した人は、全員落ちたものと考えられます。
ウェブエントリであれば、同じ文章のアルゴリズムを検知して、「ダブっている」と判定することは、自動で比較的簡単にできるからです。

今年は、「職業人」で検索してくる人の立ち上がりがはるかに早いです。
ということは、昨年よりも多くの企業でこのテーマを考えさせていると予想できます。
みなさん、写していてはだめです。自分で考えなければいけません。
その方法について、いまエントリを続けています。

前回の続きを少しだけ。

先のエントリーでは、「教え上手な人の特性」として、

 ①「自分の仕事が、全体の中でどんな位置にあるか」がわかっていること。
 ②「教える相手がどんな人間か」がわかっていること。

のふたつに分けました。自分の仕事のことがわかっていれば、教える相手がどのくらいの進み方、理解力なのかを読んで、どれだけのことを教えればいいかがわかる。だから、「必要なことを、必要なだけ」教えることができるわけですね。

「職業人とは」を考える上で①、②両方の視点が欠かせません。
特に②が何らかの形で書けていると、突破できる可能性は大きくなると思います。
なぜか。次で書きます。

2013年11月29日 (金)

「教え上手な人」に学ぶ企業研究

……
「そんなにやっても、時給は変わらないし意味ねーよ。俺は帰るよ」

と、先に帰ろうとしたとします。
あなたが、彼(彼女)を止めるとしたら、何と言うでしょうか?
……

あなたのまわりにも、ひとりかふたりはいると思うのですが、
クラスやサークル、バイト先で「教え上手」と言われる人がいます。
この人たちは、なぜ、そうなのでしょうか?

これらの人たちは、「私は教え上手です」とは言いません。
教わった人が、「この人は教えるのが上手だ!」と思うから、そういう評判が立つのですね。
まず、ここを押さえておきます。

教え上手な人な人に共通する特徴は、ふたつあると私は考えています。
 ①「その仕事が、全体の中でどんな位置にあるか」がわかっていること。
・例えば、食器洗いなら、単にたまった皿を洗うのではなく、開店から閉店まで、いつごろ皿がたくさん必要になる=お客が集中する時間かを読み、さらにその波が何回、何時頃来るか=お客が何回転するかを知っていて、前もって「○時までにこれだけの皿を洗っておく」ということがわかる。
 場合によっては、こういうことも知っているかもしれません。
・季節やキャンペーンによって、どのタイプの皿がよく使われているかがわかっている。
・曜日や天気によって、客数の違い=皿の使われ方が違うことを知っている。

 これらのことを知っている人は、こういう教え方をします。
「これは、……という理由だから、……のようにする」。

 ②もうひとつは、「教える相手がどんな人間か」がわかっていること。
・その後輩は、どのくらい仕事がわかっているのか。
・どのくらい言って聞かせれば理解できるのか。
・やる気がどのくらいあるのか。

 これらのことを知っている人は、「目の前の問題を解決するために、どこからどこまで教えればいいのか」がわかっているので、必要なことを、必要なだけ教えます。だらだら教えたりしないのです。

 あなたは、やる気がない(ように見える)バイトの後輩に、どんなことを話して、きちんと仕事をしてもらうようにできるでしょうか?
 正解はありません。みなさんの数だけ、相手の数だけ、仕事の場面の数だけあるのです。
 逆にいえば、正解はたくさん導き出せる、ということにもなります。

 さて、本題です。
 企業研究は、基本的に①のことを自分なりに理解すればいいということになります。
 ②は、エントリーシートの設問に答える、面接で担当者の質問に答えるために、自分はどう話せばよいのか、ということになるのです。

2013年11月28日 (木)

「自分なりの企業研究」とは

志望企業の採用ページを見る。
そこに、会社の概要や力を入れている分野、望ましい社員像が書かれている。
それを見て対策する。

それだけではダメなのです。
同じ企業を受ける学生ほとんどが同じことをしているわけですから、
自分が「1点差」で頭抜けるということはあり得ないのです。

たとえば、あなたが飲食店でアルバイトをしているとしましょう。
2年働いたあなたは、アルバイトの中でもベテラン。チーフとして、アルバイト全体の
責任を担っているとしましょう。
あなたが、閉店後の食器洗いや床掃除を一生懸命しているのに、バイトのひとりが、

「そんなにやっても、時給は変わらないし意味ねーよ。俺は帰るよ」

と、先に帰ろうとしたとします。
あなたが、彼(彼女)を止めるとしたら、何と言うでしょうか?

もし、何か思いついたらコメント欄に書き込んでみてください。

2013年11月24日 (日)

直前準備は企業研究を入念に

今年は、昨年よりも就活の日程が後ろ倒しになり、12月1日が企業の説明会解禁日となります。
大手企業の場合は短期決戦形になるので、解禁日以降はみなさん相当忙しくなると思われます。
忙しくなると、どうしてもおろそかになるのが、「志望企業とじっくり向き合う」ことです。
あと1週間、エントリーを希望する企業に向き合うことをおすすめします。

企業とのやりとりの中で必ず必要なのは、
・自分がその企業のどこに魅力を感じ、
・企業にどんな特徴があり、今後どこに向かっていくのかを理解し、
・自分が入社したら、企業の将来にどう貢献できるか。
をコミュニケーションしながら語ることであり、
また、それができれば内定は得やすいと言うことができます。

そのためには、「自分なりの企業研究」をしっかり行うことが必要です。
相手のことを知らずに、相手の魅力は語れません。
しっかり取り組みましょう。

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