自己分析は「相手の視点で」「大きく」考える
今年も、就活生の自己分析に付き合っています。
なぜか、私のお付き合いさせていただいている学生の出足は重いです。
会社説明会開始が12月になり、エントリー時期が年明けにずれ込んでいるからでしょうか。
昨年までは、学校指定の履歴書などの自己PRなどの項目を埋めて相談に来る学生が多かったのですが、
今年は、そのあたりが歯がゆい感じがしますね。
「文章にしていない」ということは、「考えていない」のと同じことです。
今回はそのお話です。
■「相手の視点で考える」とは
自己PRでほとんどの学生が書くこと、それをまとめるとこうなります。
「ゼミや部活・サークル、アルバイトでの成功体験と、それによるみずからの成長」
これが、あまりにも小さいので、魅力がありません。みんなが同じエントリーシートを書く、つまり、埋没してしまうエントリーシートの大きな原因になっているのです。
しかし、嘘は書けませんね。嘘はすぐばれます。
よく言うのですが、大学生の生活というのは学業・課外活動・アルバイトのせいぜい3つに大別され、特別なことはそうそう経験できるものではありません。
一方、特別なことをしたからすぐ有利になるということもありません。企業はその「中身」を厳しく見るようになっているからです。
エントリーシートには「自分のありきたりな経験を書く」のでよいのです。
ただ、よくある「笑顔でがんばりました」「他のメンバーがやりやすいようにしました」ではだめです。
第三者、すなわち企業の担当者が見たときに、
「自分のやったささいなことは、どういう意味があるのか」が考えてあり、それが伝わることが大切なのです。
続きます。
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