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2012年12月

2012年12月31日 (月)

自己分析にかんする2つの問題について

今年もおしつまりました。つかの間の正月休みです。
慣れない就活で疲れが出ているかも知れません。休んでください。

さて、この機会に見直していただきたいと思うのが、「自己分析」です。
就活の基本の基本であることは、誰でもおわかりだと思います。
でも、どうも、みなさんには苦手意識があるようです。

平凡社新書『1点差で勝ち抜く就活術』を刊行してから、私にご連絡をくださる学生さんは数十人のオーダーになろうとしており、そのうち十人以上の方々と直接お目にかかってお話ししています。
ありがとうございます。

いろいろお話しているとだんだん問題が絞り込まれてきて、
「結局は自己分析をどうするかが、就活を左右する問題ではないか」
と私は考えるようになりました。

前から就活生のエントリーシートを見ていて思っていたことがあります。本を出してからいろいろな大学の就活生と会い、エントリーシートを見るようになっても、全く同じ傾向なのだとわかりました。

それは、「アピールに表れる自己分析が的外れである」ということです。
実は、これは誰でも、例外なく最初はそうなのです。

びっくりするでしょう。
なぜそういうことになるか、次回お話しします。

2012年12月 8日 (土)

『ONE PIECE』のルフィから学ぶ就活術

Img_1382

東京メトロ丸ノ内線の大手町駅ホームに、こんな大きな広告を見つけました。

『少年ジャンプ』に連載されている大人気マンガ「ONE PIECE 」68巻と映画『ONE PIECE FILM Z』の広告です。
どんなお話かは、みなさんご存じですね。海賊に憧れる村の少年ルフィが、ある出来事をきっかけに外の世界に乗り出していき、闘い、そしていろいろな人とのかかわりや友情によって、一人前の海賊に成長していこうとする物語です。

広告では、「“海賊王に!!!” “おれはなるっ!!!!”」というルフィのセリフを取り上げ、「1巻と同じセリフ。でも、感じ方が全然違う」というコピーがつけられています。

「感じ方が違う」
どういうことなんでしょう。

「海賊王になりたい!」という思いは、主人公ルフィが一貫して持ってきた思いです。
しかし、数々の冒険や多くの仲間との出会いや別れの経験を経ることによって、「なぜ、海賊になるか」「どんな海賊になるか」「何と闘うか」という目的が変わってきているのです。

1巻での「“海賊王に!!!” “おれはなるっ!!!!”」というセリフは、単なる「憧れ」による決意表明ですが、
68件での「“海賊王に!!!” “おれはなるっ!!!!”」というセリフは、ルフィのさまざまな経験や成長によって、「ルフィが海賊をどうとらえているか」が、当初と明らかに変わっている前提で発せられています。同じ言葉を使った決意ながら、ゴールを本格的に見据えたものになっているのです。それが読者に伝わるから感動的なんですね。

さて、就活もまったくこれと同じだと思います。

2014年卒のみなさんが「こういう社会人になりたい」「こんな企業に入りたい」と考えているのは、まだ1巻のルフィと同じ状態といえます。自己分析と企業研究を深め、そして実際に企業と向き合う経験をすることで、自己と他者がさらに見えてくるのです。どんどん自己分析をし、エントリーシートを実際に書いてみましょう。

2013年卒のみなさんは、ある程度経験を積んでいるはずです。当初の気持ちと、今の気持ちにどんな差があるのかを考えてみましょう。その差こそが、あなたの「成長」した分であるはずです。それをうまくアピールできるようにしましょう。

自分の努力が、成長にどうつながっているか。そこまでを見据えたとき、自分はどんな仕事に向き合い、それにどうかかわることができるのか。そこまで考えてみましょう。
それが「自己分析を十分にする」ということです。わくわくしませんか。そうなればしめたもの。

そして、この広告、職業生活を長く続けている私でも、大変共感できるものです。
仕事を長く続けていると、経験の浅い頃には見えなかったことが見え、仕事の「しくみ」がわかってきます。そうすると、仕事をより早く進め、よりよく、深い結果を出すことができます。そして、次に来る人たちに、よりよく教えることもできるようになります。

仕事もまた、「永遠の冒険」である、私はそう思います。
就活はそのスタートラインに立つための営みなのです。

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