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2012年10月 1日 (月)

まだ内定が出ない人の緊急総点検⑥輝ける理想と企業のニーズを合わせるには

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 先週、私が出入りしているゼミ生の相談に乗りました。
 ゼミでリーダーシップをとり、仲間からも信頼されている彼なのですが、内定がとれません。私としても、彼がゼミに入ってきて以来、就活うんぬん以前からの付き合いなので、彼のよさはよく知っています。だから、一刻も早く内定を取ってほしいし、とれる実力はあると思っているのです。

 彼の問題はこうでした。
「〈世の中をよくしたい〉という自分の理想を語るのですが、それと志望企業との間に大きな距離がある、と企業の担当者に指摘されました」

 なるほど。何が彼の面接突破を妨げているのでしょうか。
 そういうことを言うことが間違いだ、と思う人がいると思いますが、それは違います。
 社会に出て、世の中をよくすべく努力したい。大いに結構です。その旗を下ろす必要はありません。
 企業の求めるものは何か、と企業に合わせることばかり考えていても、必ずしもいい結果とはなりません。

 ではどうして受からないのか。
 企業の担当者が言うように、現在の彼の語りでは、彼の理想と、企業との接点が見いだせないからです。

 考えるべきは2点です。
・「世の中をよくする」ために、自分はいま、具体的にどんなことをしているのか。とにかく具体的に考える。
・企業のありかたに、そことかみ合う部分がないかを探す。

 企業の社会的意義はいろいろありますが、その中に「社会に貢献する」という性質が必ずあります。単に寄付をするとか、ボランティア活動をするだけでなく、企業が生産などで活動することで雇用を生み出し、また製品やサービスなどで社会をよりよくするということも社会貢献です。心ある企業経営者は必ず考えていることです。
 自分が、それまでまったく考えたこともなく、行動したこともないようなことならば仕方がありませんが、〈世の中をよくする〉ために、いままでの経験で何をやってきたかを考えましょう。別に掃除とかボランティアだけではなく、企業の社会貢献と同様に考えればいいのです。その中から、その企業の業務やあり方と合うものを見つければいいのです。

 つまりは、自己分析と企業研究をさらにきちんとやる、というのが、彼のやるべきことなのです。

 彼は小売業のアルバイトで、大変地味な裏方仕事を担当していましたが、それをきちんとやりとげることで、店を効率よく動かすには何が必要なのかを学んでいました。その成果を発揮するときがきました。ある理由で社員がいなくなってしまい、店が運営できるかどうかの危機となってしまったのです。そのとき彼は、店のバックヤードからリーダーシップを発揮して切り盛りしました。その活躍で、店は休業をまぬかれたという経験です。

 彼のこの経験を掘り下げ、そして企業研究を深めることで、マッチングする点を見つければよいのです。
 理想を高く掲げながら、企業に必要な人材であることをアピールすることは、それほど難しくないように思います。

 いい知らせを待っています。

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