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2012年9月

2012年9月28日 (金)

まだ内定が出ない人の「緊急総点検」⑤「私はどんな人間か」がわかっていますか?

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 前回、「自分と企業との関係をつくる」ことが、「よい志望動機」をつくることをお話しました。
 そのためには、「自己と他者」のきちんとした理解が不可欠です。

 なかなか内定が出ない、先へ進めない人のほとんどは、「自己の理解」に問題があります。
 たとえば、エントリーシートや面接で、まだ、こんなことを述べていませんか。
 
「ゼミでは副ゼミ長として、みんなが議論しやすいような環境づくりを心がけました」
「アルバイトでは、10人いるアルバイトのまとめ役として、みんなが働きやすいように気を使いました」

 実は、これらは学生が書くエントリーシートのひとつの典型です。
 このような自己PR、自己分析の価値はゼロです。
 過去の〈事実〉、しかも検証や評価が不能の事実はまったく評価されません。
 しかも、たくさんの人が同じことを書いています。そこから頭ひとつ抜けることもできません。
 エントリーシートは通らず、面接でも落とされるでしょう。

 必要なのは、「事実から何を語るか」ということです。
 言葉を換えて言えば「抽象化」です。

 ある行動をした事実。過去の行動を分類し、そこにあなたのどんな〈行動原理〉があるのかを導き出します。
「○○のときは、××する人間です」

 さらに、その行動原理は、あなたの〈価値観〉によって決められているはずです。それを探るのです。

 〈事実〉→〈行動原理〉→〈価値観〉

 とさかのぼっていくことによって、「自分がどういう人間か」が、シンプルな言葉で浮き彫りにされるはずです。

「私はこういう人間です」とは、突き詰めれば価値観を語ることです。

 なお、逆に「価値観」だけをアピールする人もいますが、それもよくありません。
 あくまでも、「事実」からさかのぼり、積極的な裏付けのある価値観を伝えられるようにしましょう。


2012年9月26日 (水)

まだ内定が出ない人の「緊急総点検」④「私とはなにか」「あなた(企業)とはなにか」を関係づける

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 たったいま、ある大学院生のエントリーシート添削を終えて、一息ついたところです。

 採用数が絞られている厳しい就職戦線で、特に大量採用を行う企業の採用活動が一段落し、個別企業での少数採用が勝負の主戦場となっている現在、志望動機に「御社と自分はいかに考えや行動の共通点があり、自分はどれだけそれに共鳴しているか」をきっちり盛り込むのは、必須の作業です。

 自分と企業の関係を、しっかりと構築できていますか?

「御社の○○という方針について、××をモットーとし、△△の行動をしている私としては、大変共感を持って事業展開を注視しています」
 のように、○○と××と△△は相互に関係するように書ければ説得力が増すでしょう。

 たとえば、少し具体的にいえば、こんな関係が考えられるでしょう。
「抽象的←→具体的」
「基本的←→発展形」
「設計思想←→開発に携わる人々←→現実の製品」(←→私の考え)

 このように、企業の展開する「関係性」を、自分に「関係づける」……つまり、志望動機欄を書くことで、「自分と企業との関係をつくる」。これが、よい志望動機のひとつのあり方です。

2012年9月25日 (火)

まだ内定が出ない人の「緊急総点検」③手がかりがつかめないときはエントリーシートに戻れ

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 面接でうまく行かない人。前回は、「あと少しのところまで来ている人」の対処法についてお話しました。

 今回は、「手応えがまったくつかめず、先へ進めない」人について考えます。
 泣きたいような気持ちで日々会社を回っている人も、まだたくさんいるのではないでしょうか。

 面接担当者と話しても、相手が乗り気でないような気がしてならない。
 案の定、「お祈りメール」が来る。

 就活とは学生と企業のマッチングです。
「こういう学生がほしい」という企業のニーズに合った学生が面接で見いだされ、採用されているのです。
まず、企業と自分との接点がちゃんとできているかを確認しましょう。

「企業と学生の接点」とは、どこにあるのでしょうか。

 ぜひやっていただきたいのは、エントリーシートの再確認です。 エントリーシートの志望動機は、ちゃんと受ける企業に合わせて書かれているでしょうか?
 自分の実績や「強み」が、目指す企業のどこに合っているのか、きちんと書かれている=考えられているでしょうか?

 まさにここが就活の焦点です。
 企業はエントリーシートの、まさに「そこ」を見ていますし、面接では、さらに具体的に確認をしてきます。
 内定がとれず「就活漂流」してしまっている人は、かなりの確率で、自分と企業をどうマッチングさせるかに失敗しているのです。

2012年9月23日 (日)

まだ内定が出ない人の「緊急総点検」②面接でうまくいかないのはなぜ?

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*東京駅赤レンガ駅舎復原記念の、素晴らしいライトアップイベントがありました。

 面接を何回受けてもダメで、もう疲れ果てたよ、という人もけっこうおられるのではないでしょうか。
 なぜ、うまくいかないのでしょうか。

 いままで就活生の相談に乗ってきた経験で言うと、大きくふたつに分かれます。
 ひとつは、「あと少しのところまで来ている人」。
 そういう人は、こんな相談の仕方をしてきます。
「すごく意地悪な質問をされて、落とされました」
「相手とうまく会話できたと思うのですが」

 面接を何回も経験するようになると、自分なりに「手応え」を感じるようになります。なのに、落とされてしまう。がっかりもひとしおです。

 こういう場合は、企業の面接担当者からの質問が、「あなたよりも先を行っている」、言葉を換えれば「未来を見ている」ことに気づいていないことが多いようです。
 つまり、アピールの段階はすでにパスしていて、その次の判断基準についての質問に移っているのに気づかないということです。

 どういうことでしょうか。
「わが社で働いてもらう能力があるかどうか」という基準をパスした場合、次に企業が考えるのは、「この学生は、同僚として、部下として一緒に働ける相手なのかどうか」ということです。

 ある学生に、思い詰めた表情でこう聞かれました。
「最終面接で落とされました。どうもまずかった答えがあるようです。でも、自分では何が悪いのかわかりません」
――どんな質問をされたのかな。

「決められたことは絶対に守る、というアピールをしていたら、『毎日遅刻してくる同僚がいたとします。あなたはどうしますか』と聞かれました」
――どう答えたの。
「そんなのは、絶対に許しません、と言いました」

 あなたは、どう思いますか。
「あなたが実際に入社した場合、社内でどのように振る舞いますか」。それが質問の本当のテーマだったのです。
 それまで聞かれていた、「あなたはどんなことをしてきて、どんなポテンシャルを持っているのか」ということから、内容が「入社後、あなたはどう行動するか」にシフトしていたことに気づかなかったというわけです。
 その企業は、彼が入社して、たとえば管理職になって人の上に立った場合のことも考えて聞いている。人の上に立つ立場になったとき、『遅刻してくる部下は絶対に許さない。聞く耳なんか持たない』のでは……ということなのでしょう。

 彼は、次の企業の面接を突破して内定を得ました。

 次回は、「面接で手応えがつかめない」、少々やっかいな人たちについてお話したいと思います。

*ご質問を受け付けています。

まだ内定が出ない人のための「緊急再点検」

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 がんばっているのに、こんなにがんばっているのに、内定がまだ出ない……そんな悩みをかかえている人もたくさんいるでしょう。

 エントリーシートや面接で不本意な結果に終わっている人は、いま一度、企業に対して自分をどのように表現しているか、その再点検をしてみましょう。
 就活を始めるにあたって、自分の「強み」「弱み」の自己分析をやった人は多いと思いますが、自分の就活の「強み」「弱み」も分析しましょう。

■過去の成果のアピールだけに終わらず、未来につなげる工夫を
 自己アピールは、「過去→現在→未来」という時間軸の中で、
 「自分の行動」(過去の事実)
 「自分の成果」(過去の事実)
 「そこから導き出される自分の行動原理や性格的特長」(現在の視点で自己を分析、座標を明らかに)
 をまとめる。ここまではどんな人でもできていると思いますが、まず、ここまでがきちんと筋が通っているかどうか、絵日記のように「……しました」という表現にとどまらず、現在の自分から客観的に見て、どう評価しているかがきちんと入っているかを確認しましょう。

■志望企業へのつながりをもっと強く
 ここで終わりにしてはいけません。それまで分析してきた自分自身の特性、よさ、強みを、志望企業でどのように発揮させるか、あるいはその企業で働くにあたっての心構えはどうか、という

 「その企業で、職業人としてどう貢献するか」(未来にあるべき自分)
 の決意をきちんと示してはじめて、企業はあなたを採用に値する人物だと評価するのです。
 自分の志望動機を企業にかみ合わせるためには、企業研究が不可欠ですが、たいていの就活生はそこが非常に手薄です。逆に言えば、そこさえしっかりさせれば、いい結果に近づくことができるはずです。

*ご質問を受け付けています。


2012年9月21日 (金)

ご質問を受け付けています。

*ブログの名前を「シンプルな就活を」から「1点差で勝ち抜く就活術!研究会」に変えました。
その理由はまもなくお知らせします。

さて、就活をつづけておられる皆さん、本当にお疲れさまです。
少し涼しくはなってきましたが、疲れが出ているのではないですか。

このブログはどこにもリンクしていませんので、検索で訪ねてくださる方がほとんどです。
少しでも力になれれば。ということで、
当ブログではご質問をお受けしています。
コメントでも、右サイドバーの下からメール送信でもけっこうです。
お気軽にお寄せください。
いままでの例からいえば、直接メールでお答えしていますが、コメントで直接お答えする
ことも可能です。

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