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2012年3月 7日 (水)

絶対評価の自己分析術——びっくり!自己PRのポイントが変わる!

では、「絶対評価」の価値観で就活するとは、どういうことなのでしょうか。

■過去の「事実」で、自分を証明する
絶対評価とは、「生徒の成績を評価するにあたって、他の生徒の成績を考慮に入れず、生徒本人の成績そのもので評価」(wikipediaより)するものです。相対評価で行われている1〜5をつける通知表や偏差値と異なり、他人の成績は考慮に入れません。

そこで基準になるのは、「過去の自分」と「現在の自分」との間に、どれだけの「伸び」があったかです。これらの分析をしっかりと行い、土台を作った上に、「未来の自分」を立たせるのです。

では、エントリーシートや面接の自己アピールに落とし込むとどうなるでしょうか。

①「私は、Aということをやってきました」(過去の行動・努力)
②「その結果、Bという成果を得ることができました」(過去の成果)
③「そのように行動したのは、考え方Cに基づくものです」(現在振り返って考える、自分自身の行動原理・価値観)
④「貴社に入社した際には、Cに基づいて、Dのように行動し、貴社に貢献(あるいは仕事を通じて社会に貢献など)したいと考えています」(未来に、どのように考え行動できるか)

時間軸に沿って、「過去→現在→未来」の順に、自分の考え方や行動を位置づけていくのです。こうすれば、かなりの説得力がつきますし、面接でどんな質問が出ても答えられます。

■過去→現在→未来の時間の流れに自分を位置づける
この構造を作り上げていくなかで、やっていただきたいのは、「自分は何を考え」「どう行動したか」「それがどういう結果につながったか」という関係を徹底的に考えることです。私が就活生と面接して自己PRをはじめとするエントリーシートを作り上げる際に、繰り返し繰り返ししつこく聞くのがここの部分です。
たいていの就活生は、自分で一度やると安心してしまい、掘り下げが足りません。あるいは、「そんなこと、考えたことがない……」という人もいるかも知れませんが、私の経験では、ここが空っぽだった人はいません。大丈夫です。とにかく全ての方向から考え、徹底的に掘り下げます。わからなかったら、友人や身近な大人などに聞いてみるのも手です。

そんな作業を経て、「過去→現在→未来」という時間軸の中で、
「自分の行動」(過去の事実)
「自分の成果」(過去の事実)
「自分の行動原理や性格的特長」(現在の視点で自己を分析、座標を明らかに)
「その企業で、職業人としてどう貢献するか」(未来にあるべき自分)

をシンプルにまとめます。「座標」を打つのです。ESや自己PRでは、これらを順を追って書き、話せばいいわけです。

■自己PRの価値観が変わる、驚きの体験
このような作業を行うと、気がつくことがあります。
いままでの自己分析やESのアピールでは、

①「私は、Aということをやってきました」(過去の行動・努力)
②「その結果、Bという成果を得ることができました」(過去の成果)

が一番大切だと思っていたのではありませんか。たとえば、Bを大きく見せようとして、実際よりもさらに成果が上がったようにアピールしてしまう「盛る」という行動原理は、まさに成果にとらわれた考え方です。
しかし、大切なのはむしろこちらなのだということがわかると思います。

③「そのように行動したのは、考え方Cに基づくものです」(現在振り返って考える、自分自身の行動原理・価値観)
④「貴社に入社した際には、Cに基づいて、Dのように行動し、貴社に貢献(あるいは仕事を通じて社会に貢献など)したいと考えています」(未来に、どのように考え行動できるか)

企業は、実は採用した学生がCやDについてどう力を発揮できるかを期待しています。面接では、ESに書かれているC、Dを検証しようという姿勢でいると考えるべきです。つまり企業も「絶対評価」の考え方で臨んでいるのです。
Bの成果にとらわれていると、失敗します。また、「AやBに見るべきものがないから自分はだめだ」という考え方はあたらないのです。

まだまだ、掘り起こせる自分の魅力はあるんですよ。

次回は、この「過去→現在→未来」のサイクルを、別の角度から検証するやり方をお伝えします。

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