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2012年3月 6日 (火)

就活生が陥る大きな勘違いについて——相対評価と絶対評価

先ほどの質問に触発されて考えたことを書きます。

就活生諸君と話していると、たいていは、大きな勘違いをしています。
この認識を改めないと、けっこう苦労することになります。

要は、エントリーシートが何のためにあるのか、という目的の問題です。
たいていの就活生はこう考えています。

「エントリーシートは、大学生活の成果を企業にPRするためにある」

だから、一生懸命、大学生活での「成果」を書こうと努力します。
足りないと思うと、成果を水増しして「盛る」ことをしたり、存在しない事実を捏造してしまう。
自分が人付き合いが下手だと自覚していたり、ゼミやバイトの経験がないと、書くことがないからもうだめだと絶望する。
以前、「ES同一病」と指摘したことがありますが、みんながそう考えて、もがけばもがくほど、エントリーシートは似通ってしまうのです。競争しているつもりなのに、書いたものは競争からどんどん外れていきます。

ありもしない「正解」があると勝手に決めて、それに合わせようと必死になる。
だから、疲れ果ててしまうのです。

こう考えているうちは、内定は遠いと言ってしまってよいだろうと私は思います。

企業の側から見れば、エントリーシートで就活生が必死になってアピールしている「成果」は、とるに足らないことばかりです。「ゼミで一番をとった」と書いてあったとしても、それを他の就活生と比べて上か下かなんて判断できないからです。

就活生のほとんどの考え方は、ライバルの中から自分がいかに抜きんでるか、つまり、クラスの中で「5」を取るという考え方です。企業のモノサシ、あるいは正解に自分を合わせようとする「相対評価」になってしまっているのです。

しかし、就活は「絶対評価」なのです。
企業が見たいのは、その学生がどういう人間なのか、共に働く部下やパートナーとしてよさそうか、入社後、どのくらい伸びそうか、ということを見ています。つまり、就活生が自分の中にどんな「ものさし」を持って働こうとしているのかがポイントなのです。

企業で長く人事をやってきた私の知人は、
「エントリーシートを見て、『この学生はこういう人物』という仮設を立てる。それを検証する場が面接だ」
と言っています。面接官がこんな態度で臨んでいるならば、成果を強調しても意味がないことはわかりますね。
結局のところありのままの自分を見せるしかないのです。今の自分がどうしてできあがり、さらに将来の自分の可能性をどう考えているかを見せる。これは「絶対評価」ですよね。

このシンプルな目的に向かうために、エントリーシートを練らなければならないのです。

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