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2011年12月 6日 (火)

すべてはエントリーシートに始まり、そして終わる

就活がスタートしました。企業の説明会が始まり、大学で行われるものには教室に入りきれないほどの就活生が集まり、急遽別室にモニターを置いての説明会になっていました。
ついに始まった。みんな緊張している時期だと思うのですが、今だからやらなければならないことがあります。それは、

「自己PRとエントリーシートに早く取り組み、完成度を高めていく」

ことです。特に自己PRは何回も考え、就活の過程でどんどん直してブラッシュアップしていくことが必要なもので、その土台をしっかり作るべきということです。
このたび就活生5人を前に、2時間ほどの小さなセミナーを行いました。意見のやりとりをしながら進められるので、理想の人数です。これから、そこでお話したことをご紹介していきます。

■自己PRとESの目的とはなにか
大きく分けてふたつしかありません。それを深く掘り下げて考え、そして表現することです。

「1.自分は何者か」
「2.自分は職業に対してどう向き合うか」
(「その企業」ではなく、あくまで「職業」です。理由はあとで新しいエントリを起こします)

これは、就活生だけでなく、職業人にとっても非常に大きなテーマです。ですから、基本的に完成はありません。自分の中でも考えが深まったら内容をどんどん変えていく必要があり、またそうすることによって内定は近くなるのです。

■早く企業の評価をもらい、それをさらに考える材料にする
「ESが通らない」という悩みをよく耳にします。
この段階から一刻も早く脱却しなければなりません。
なぜなら、通らないうちは、あなたのESは「落とす材料」にしか使われていないからです。

ESが通って、初めて次の面接の段階になります。いままでの経験から、面接で聞かれるのは、ESに書かれていることであることがほとんどです。

つまり、ESに書いたことが、面接で初めて企業によって評価されるのです。ポジティブ、ネガティブ、あるいはどちらだかよくわからない、ということも多いと思います。しかし、この段階に早く到達しないと、何も始まらないことはおわかりでしょう。当然ながら、企業は「ESの何が悪かったのか」というフィードバックはしてくれませんから、いたずらに受ける企業の数を増やしてしまうという悪循環に陥りがちです。

とにかく、早い段階でESを突破して、何でもいいから企業の評価にさらされる機会を作るべきです。

■ESは企業とのコミュニケーション手段
私がESを見たり相談に乗ったりした就活生の中には、スポーツで優れた実績を上げた人が複数いました。企業にとっては、大変わかりやすい「採りたい人」の指標です。少し前なら、こういう人は簡単に内定が出たでしょう。しかし彼らも、ESに書かれたことに従ってみっちりと「実績を上げる過程でどんなことを考えて実践したか」を問われていました。

そこで改めてわかるのが、
「面接はESの内容に沿って行われる」
ということであり、
「ESは企業とのコミュニケーションツールである」
ということです。ESがよく練られていれば、それをきっかけとして面接官とコミュニケーションがとれます。ESが、あなたと企業のコミュニケーションの質を左右するのです。

■ESを磨けば、企業と対等に立てる
しかし、このことは「ESを完全無欠にする」こととイコールではありません。ESが不十分であっても、必ずしもマイナスではありませんし、それを指摘されたら直していけばいいのです。「それは考えていませんでした。ご指摘ありがとうございます」
と答えるのは、実はマイナスでなかったりします。

ESを練り上げるメリットのうち一番大きなものは、それによって企業と対等に話ができるということです。
就活生はどうしても「受けている」意識があるので、相手の企業の顔色をうかがって一喜一憂してしまうところがあります。
しかし、前にも書きましたが、質問はESをもとに行われます。よく練られていればどんな質問が出るかは想定の範囲内です。また、思わぬ質問が出たときにもESの土台の上に立って答えられますから、質の高い答えが十分可能になります。
たとえば友達と話していて楽しいのは、「会話がかみ合う」ときですね。お互いに話している内容を理解していて、「そうそう」「わかってる!」という楽しさがありますが、相手が自分の考えていないことを言ったときにも、「それは思いつかなかった」と面白く感じますよね。面接官とも、それと同じような関係を作って、会話を楽しむところまで行けるはずです。

面接官と余裕をもってコミュニケーションがとれれば、面接官を通じてその企業のあり方や、あなたに何を求めているかが見えてきます。すると、「自分が」、「この会社に入るかどうか」を主体的に選ぶことができるはず。ESを練り上げる最終目的地は、ここにしたいと思います。

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