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昨日行った国会図書館の調べものに不備があり、
ふたたび行く羽目に。
国会図書館の電子化システムは始まった当座はいろいろ
問題があったけれども、いまはまずまず快適な環境である。
資料を出してもらったり、コピーをとったりの時間が読める
ようになったことが、なにより大きな進歩だ。
終戦直後の雑誌資料の閲覧とコピーについて、にこにこ交渉するが、
ホスピタリティいっぱいの態度で拒否される。
いたしかたあるまい。
戦前の資料についてはマイクロフィルム化が進んでいるが、戦後
まもなくの雑誌類については手が回っていない。戦争中・戦後の紙は
質が極度に悪いので、ぼろぼろなのだ。欠号も多い。
しかしそこには、思想にしろ産業にしろ、たしかに新時代の意気込みが
みなぎっている。
そして、それは現代に続いているのだ。
もう少し税金をかけてほしい。
三軒茶屋で打ち合わせ。
キャロットタワーがそびえる駅前だが、そのほかは不思議と変わっていない。
社会人になって最初の職場は三茶と下北の間の代沢にあった。
2年弱勤めて、辞めてから行っていない。
記憶も薄れていて、教えられないと茶沢通りもわからなかった。
富士通170、IBM3090という大型汎用コンピュータを動かしていた、
かつての職場は更地になっていた。
会社の独身寮を建てるようだ。
施工主は会社ではなく、社長個人がもつ別会社名になっている。
会社から賃貸料を貰うのか。相変わらずだね。
だんだん記憶がよみがえってくる。
新入社員のくせに、こっそりある予備校に通い始めた。
復習がきつく、秋から昼休みに小さな喫茶店のカウンターでやることにした。
ちょっと上品な普通のおばさんがやっている店。昼は営業マンの常連が多かった。
おばさんや常連と会話を交わすようになり、何の勉強をやっているのか明かすと、
ときどきピラフがただになった。
冬、店の休みが多くなったなあと思っていたある日、
シャッターを閉ざした店の前におばさんが立っていた。
「店を閉めるの」
「そうですか……」
「つらくなるから、行って。早く」
それから17年。なんと同じ場所に、喫茶店があった。
ちょっと逡巡するが、入ってみる。
このカウンター。狭いテーブル。見覚えがある。
しかし店主は夫婦で、全く知らない顔だ。
レアチーズのセットを頼んで、いつしかさっき預かった雑誌に没頭していた。
それだけが17年前と同じだった。
車を修理に出したら代車を用意してくれた。
ヴィッツと聞いていたがカローラアクシオになっていた。
ちょっとしたグレードアップ。
「ガソリンだけ満タンにして返してください」
しごく当たり前のセリフに「うっ」と思わされるようなガソリンの値上がり。
栃木県に立ち回り先が多いので、公取委の排除命令が出るほどの、
有数のガソリン安売り地帯で給油しては、東京に帰っていた。
いままでリッター140円以上払ったことはなかった。
きょう行ってみたところ、
安売り競争の主戦場は国道4号線、宇都宮の南側近郊だが、それに準ずる県道2号線「栃木街道」の最安は、レギュラー144円が2軒、145円が1軒。栃木インター近くで気を吐いていたセルフスタンドは149円と競争から撤退していた。
しかし、このへんでは、実際に給油してみると店頭表示より安かったりする。
公取委の排除勧告でこのあたりどうなるのか気になる。
さてカローラだ。
以前、90年代初頭のカローラの派生車種に乗っていたのだが、様変わりである。
イージーな車から、生真面目な車に変質していた。
足回りは固く、以前の車でロールが怖かった、首都高のあるコーナーにわざと突っ込んでみたが、びくともしなかった。
シートは小さいが身体をがっちりと支え、正しい姿勢をとらされる。
1500ccのエンジンはガサガサするが、それでも高回転で引っ張ればもたつくことなくスピードが上がる。
まるで欧州車だ。
突き上げは激しく、丸められないので正直疲れた。この車のターゲットである団塊の世代やその下がどう感じるかは気になるところだ。
しかし取り回しは相変わらず素晴らしい。住宅街の中で道を間違えて延々バックを強いられたが、初めての車でも全く怖くなかった。というか、自分の車よりも自分にぴったりなのである。
なにか車体長とホイールベースと回転角と、そして日本の道路や駐車場との寸法の黄金律のようなものでもあるのだろうか。
そう考えると、カローラのカローラたる価値は、このあたりに脈づいているともいえる。
日本車の中の日本車、というのは、スペースの問題なのであろうか。
追記
私は間違っていた。
その真骨頂は、燃費であった。
返却前にスタンドで給油したところ、
高速主体とはいえ、リッター16キロ以上走っていた。
驚いた。
憂国のおぢ、集まれり。
現場を知るということはどういうことか。
実学とは一体何なのか。
5時間語ってもやまず、河岸を移してさらに語る。
会議は回る、酒も回る。
日本再生のスジとは何か。
日本再生をハツ議せよ。
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