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December 29, 2007

第93号:世と世の欲は過ぎ去る

07.12.23,渋谷,GRD2
R0010686

(第一ヨハネ2:15〜17)
浜崎あゆみが過ぎ去る。
しかし、浜崎あゆみは渋谷界隈をぐるぐる輪廻して、
再びやってくる。
神の御旨を行う者と、世の欲と、
どちらが勝つのだろう。
勝負は年末までつづく。

December 22, 2007

第92号:間違い電話

07.12.20,江東区,D300(ISO6400)
Dsc_1692

年末進行。24時間サイクルで働く。
とりあえず今年中に締切のある仕事は終わる。
泥のように寝込んでいると、電話がかかってきた。
「○○屋ですが、5時からの宴会ご予約ですが、
時間が過ぎておりますけど、いついらっしゃいますか?」
その忘年会はおととい終わったはずなんだけどな……

そういえば、以前間違いFAXが届いたことがあった。
「交響曲の作曲をお願いします」
FAX一本で交響曲って頼めるんだ。なんだかショック。

三宅一生事務所からサンプル製作をたびたび求められたこともあった。
俺って何者。


December 12, 2007

第91号:国会図書館

07.12.11,豊島区向原,GRD2
R0010602

昨日行った国会図書館の調べものに不備があり、
ふたたび行く羽目に。
国会図書館の電子化システムは始まった当座はいろいろ
問題があったけれども、いまはまずまず快適な環境である。
資料を出してもらったり、コピーをとったりの時間が読める
ようになったことが、なにより大きな進歩だ。

終戦直後の雑誌資料の閲覧とコピーについて、にこにこ交渉するが、
ホスピタリティいっぱいの態度で拒否される。
いたしかたあるまい。
戦前の資料についてはマイクロフィルム化が進んでいるが、戦後
まもなくの雑誌類については手が回っていない。戦争中・戦後の紙は
質が極度に悪いので、ぼろぼろなのだ。欠号も多い。
しかしそこには、思想にしろ産業にしろ、たしかに新時代の意気込みが
みなぎっている。
そして、それは現代に続いているのだ。
もう少し税金をかけてほしい。


December 11, 2007

第90号:師走の太陽

07.12.10,豊島区向原,GRD2
R0010592

今週は前のめり。
調べもの、取材、飲み、原稿手入れ、図版の依頼、サムネイル作り、
写真撮影、取材、忘年会、仕事の依頼、相談、ドライブ、記事お礼
参り、単行本制作打ち合わせ、ドライブ、近所の寄り合い、忘年会。
本日の六本木は閑散、銀座はぐちゃぐちゃ。
そのスタートラインで撮った1枚。
時間を慈しむことの大事さよ。

December 09, 2007

第89号:17年ぶりの代沢曽遊

07.12.8,世田谷区代沢,GRD2
R0010570

三軒茶屋で打ち合わせ。
キャロットタワーがそびえる駅前だが、そのほかは不思議と変わっていない。
社会人になって最初の職場は三茶と下北の間の代沢にあった。
2年弱勤めて、辞めてから行っていない。
記憶も薄れていて、教えられないと茶沢通りもわからなかった。

富士通170、IBM3090という大型汎用コンピュータを動かしていた、
かつての職場は更地になっていた。
会社の独身寮を建てるようだ。
施工主は会社ではなく、社長個人がもつ別会社名になっている。
会社から賃貸料を貰うのか。相変わらずだね。

だんだん記憶がよみがえってくる。
新入社員のくせに、こっそりある予備校に通い始めた。
復習がきつく、秋から昼休みに小さな喫茶店のカウンターでやることにした。
ちょっと上品な普通のおばさんがやっている店。昼は営業マンの常連が多かった。
おばさんや常連と会話を交わすようになり、何の勉強をやっているのか明かすと、
ときどきピラフがただになった。
冬、店の休みが多くなったなあと思っていたある日、
シャッターを閉ざした店の前におばさんが立っていた。
「店を閉めるの」
「そうですか……」
「つらくなるから、行って。早く」

それから17年。なんと同じ場所に、喫茶店があった。
ちょっと逡巡するが、入ってみる。
このカウンター。狭いテーブル。見覚えがある。
しかし店主は夫婦で、全く知らない顔だ。
レアチーズのセットを頼んで、いつしかさっき預かった雑誌に没頭していた。
それだけが17年前と同じだった。

R0010571

December 04, 2007

第88号:おとなのまち

07.12.3,日本橋,GRD2
R0010536

とある喫茶店の女主人と珈琲談義。
「喫茶店で本を読むのが夢なんて、田舎者」
馬鹿にされたのは自分なのだが、当節なかなかお目にかかれない、
森茉莉みたいな偏屈な言葉が、なぜか心地よく響く。
最近、電車にベビーカーを乗せて銀座に来る若い母親をバッサリ。
「ベビーカーに袋物くくりつけて、ホームレスみたい」

喫茶店を出て撮った1枚。
赤い車がやってくるのを待ったのだが、来なかった。

December 03, 2007

第87号:それでもカローラが日本車のなかの日本車であるワケ

07.12.2,蓮田,GRD2
R0010504

車を修理に出したら代車を用意してくれた。
ヴィッツと聞いていたがカローラアクシオになっていた。
ちょっとしたグレードアップ。
「ガソリンだけ満タンにして返してください」
しごく当たり前のセリフに「うっ」と思わされるようなガソリンの値上がり。
栃木県に立ち回り先が多いので、公取委の排除命令が出るほどの、
有数のガソリン安売り地帯で給油しては、東京に帰っていた。
いままでリッター140円以上払ったことはなかった。
きょう行ってみたところ、
安売り競争の主戦場は国道4号線、宇都宮の南側近郊だが、それに準ずる県道2号線「栃木街道」の最安は、レギュラー144円が2軒、145円が1軒。栃木インター近くで気を吐いていたセルフスタンドは149円と競争から撤退していた。
しかし、このへんでは、実際に給油してみると店頭表示より安かったりする。
公取委の排除勧告でこのあたりどうなるのか気になる。

さてカローラだ。
以前、90年代初頭のカローラの派生車種に乗っていたのだが、様変わりである。
イージーな車から、生真面目な車に変質していた。
足回りは固く、以前の車でロールが怖かった、首都高のあるコーナーにわざと突っ込んでみたが、びくともしなかった。
シートは小さいが身体をがっちりと支え、正しい姿勢をとらされる。
1500ccのエンジンはガサガサするが、それでも高回転で引っ張ればもたつくことなくスピードが上がる。
まるで欧州車だ。
突き上げは激しく、丸められないので正直疲れた。この車のターゲットである団塊の世代やその下がどう感じるかは気になるところだ。
しかし取り回しは相変わらず素晴らしい。住宅街の中で道を間違えて延々バックを強いられたが、初めての車でも全く怖くなかった。というか、自分の車よりも自分にぴったりなのである。
なにか車体長とホイールベースと回転角と、そして日本の道路や駐車場との寸法の黄金律のようなものでもあるのだろうか。
そう考えると、カローラのカローラたる価値は、このあたりに脈づいているともいえる。
日本車の中の日本車、というのは、スペースの問題なのであろうか。

追記
私は間違っていた。
その真骨頂は、燃費であった。
返却前にスタンドで給油したところ、
高速主体とはいえ、リッター16キロ以上走っていた。
驚いた。

December 02, 2007

第86号:日本再生の夜はふけて

憂国のおぢ、集まれり。
現場を知るということはどういうことか。
実学とは一体何なのか。
5時間語ってもやまず、河岸を移してさらに語る。
会議は回る、酒も回る。
日本再生のスジとは何か。
日本再生をハツ議せよ。


December 01, 2007

第85号:モナムール赤坂

2007.11.30.赤坂,GRD2
R0010483

東京は夜の七時。
料亭に行く人にぶらさがって質問を矢継ぎ早に浴びせる。
といって明日逮捕されるわけでもなく、いつもの人である。
料亭にはその人だけが入る。
週末の赤坂は大人が繰り出す街。おねえさんも出勤。
白いロールスロイスを2台見る。
立体交差を透かして見る赤プリは、まるでよその国のようだ。

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