
*月島、GRD2
で、新しい「ポメラDM20」では、次のような機能が追加になっている。
・折り返し文字数の設定、文字数と行数表示
「○字○行詰め」。これは、ライターにとっては必須の機能だ。私の場合は下書きにポメラを使い、仕上げはMacで行っているので、欲しいとは思うが必須ではない。結局出典のチェックなどwebが必要になるので、外で仕事する際にもMacBook Airに移して仕上げている。ただ調べものならiPhoneで完全に代替できるようになったので、「ポメラ+iPhone」という組み合わせは今後あるかも知れない。
・定型文機能
報告書などに使い道があるのだろう。私には必要ない。
・CNTLとCAPSキー入れ換え機能
これはぜひほしい。
・QRコードを携帯で読み取り、文書を移す機能
これが面白いと思った。通信機能をもたずに「閉じた系」を形成しているポメラの構成要素のまま、新しい外部インターフェースを作ろうというこころみである。
3200文字までのテキストを変換して携帯に読み込ませることができる。ファイルの取り回しの悪さをブレークスルーしようというもの。ただしひとつのQRコードに対して200文字まで。仕方ないとは思うが。私の使い方では、iPhoneに移せたら、そこで加工したりMacに楽に移せるので理想だ。
iPhoneはデフォルトでQRコードに対応していないが、アプリで対応できるようだ。一方通行でなく、相互にファイルをやりとりできるようになると、「ポメラ+iPhone」で仕事を完結することができ、完全にノートPCがいらなくなるのだが……。
・エネループに最適化できる電源設定
待ってました。
このほか大きな基本機能の強化としては、メモリを大容量にしたため、1ファイルあたりの文字数が8000字から28000字に強化され、保存できる上限の文字数も48000字から280万文字まで、大きく増えた。

勝鬨、GRD2
たしかに一文書8000字という制限は、かつて私が大学生の時に使っていたワープロ「東芝ルポ」みたいで、何じゃらほいという思いはあった。だからよいことなのだが、実は、メモリが足りなくて困った経験はいままでにはない。
たとえば単行本の作業で、一日10000字ぐらい書くことがある。字数制限が大幅に緩和されたのはありがたい。しかし、そういう仕事の場合にはあらかじめ構成をアウトラインプロセッサのomnioutlinerで用意するなど「下ごしらえ」がある。ポメラで完結する仕事にはならない。そう考えると、ポメラは、あくまで「下書きマシン」の位置づけを外れられないことになる。
テキストを「出す」ということに関しては、あっと驚く仕掛けで可能になった。
問題は「入れる」ことが少々面倒くさいということにある。「入り」も簡単にできると、手放せなくなるのだと思うが……。
今回の機能強化は、「外で短いテキスト仕事を起こして完結させ、急いで記事を送信する必要があるライター」に照準を絞った感がある。新聞社などマスメディアの記者だと自社の辞書を入れたノートパソコンが支給されているので、イメージとしては新製品発表会に出席する記者やライターが対象といったところだろうか。けっこうニッチ狙いである。もしかしたら、開発者はそっち方面の「ユーザーの声」を聞き過ぎているのかも知れない。
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