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2015年12月11日 (金)

水害に苦しんだ野岩鉄道、本日から全線開通

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9月の関東大水害の痛手からまだ立ち直れない鉄道がありました。
東武鬼怒川線の新藤原と会津鉄道の会津高原尾瀬口を結ぶ第三セクター野岩(やがん)鉄道。ふだんは観光路線ですが、東日本大震災の際に壊滅した東北新幹線や常磐・東北線に代わって東京から会津経由での、福島への唯一のルートとして大活躍していたのは知られざるエピソード。計画停電で首都圏の鉄道がマヒする中、東武がいち早く特急を1往復再開したのは、野岩鉄道・会津鉄道にリレーして形成される福島救援ルートづくりのためでした。

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今回の水害で、かつてない降雨量だったのが野岩鉄道の沿線です。東京電力の送電鉄塔が根元から傾いてしまい送電線が断線。電力の供給が大幅に少なくなってしまい、時間1本ある電車は途中の上三依塩原温泉口止まり。それ以北は一日5往復のみ、電気を使わない会津鉄道のディーゼルカーに乗り入れてもらって接続している半身不随状態が続いているのです。途中駅で打ち切りとなるので、浅草発の直通区間快速列車には行き先が出ていません。車内の表示も白のままで、途中の下今市で日光と鬼怒川・会津田島方面に切り離しがされるので、乗客は自分の乗っている車両がどこ行きなのかわからず混乱が続いていました。

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「東武ファンフェスタ」に野岩鉄道はいつもブースを出しているので覗いてみたところ、部内用や乗客の案内に使われていると思われる時刻表が復旧のプロセスごとに売られていたので、全種類を求めました。「今年は野岩さんで何か買わなきゃ、と思って」と言ったら、大層喜んでいただけました。

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レールを切った文鎮も売っていました、しかし、ちょっと不思議だったのは、野岩鉄道はもともと国鉄線としての開業を予定し鉄建公団が建設中に、経営悪化で宙ぶらりんになり、その打開策として第三セクターとして開業、東武の培養線となった経緯があります。すなわち、線路は国鉄の幹線規格で作られているので、こんな細いレールがあるはずない。「どこのレールですか?」と聞いたら、「保守用のトロッコを載せているレールです」と。

もう、なんか売れるものは身を切っても持って来ているという感じで、「がんばってください」と、これも買ってしまいました。
年間通して最も利用が多い紅葉シーズンは間に合いませんでしたが、野岩鉄道の全線復旧が果たされました。利用者減にあえぐ中、東武「スカイツリートレイン南会津」の乗り入れや会津鉄道列車の定期乗り入れなどの努力もなされています。一度、冬の会津を見に行かねば。

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コメント

おかげさまで思い出しました。
数年前、三岐鉄道に乗った際、終点の西藤原で「この感じ、何か覚えがあるな」と思いました。

浪人時代、予備校に行くのがカッタルくなって、浅草から6000系に乗って、新藤原まで行った。
藤原つながりで、きっとこれだな、と。

あの頃は会津滝の原までの延伸は、計画倒れで終わるだろうと確信していました。
本当につながったのには驚きました。

乗りに行きたいのですが、遠くて行けないままです。
従って、最近までノイワ鉄道と読んでおりました。

新藤原と西藤原、両方とも棒線の終着駅でしたね。新藤原は変わってしまいましたが……。

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