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2014年12月 8日 (月)

鉄道コレクション事業者限定・ブサカッコイイ「東武6000系」で悩む

本当は、前回の続きで丸ノ内線の30年前の写真をお見せするつもりだったのですが、
スキャンデータが見つからなくなってしまいました。
そういえば、最近HDDが1個クラッシュしたな。そこに入っていたのかな……。

というわけで、急遽、きょうのお話を。

「東武ファンフェスタ」に行ってきました。
今回は工場でTD継手のお勉強をしてきたのですが(笑)、
ついでに事業者限定の鉄コレ6000系を買ってきました。
わたくし「低N」という名前の由来は、「低級Nゲージャー」というありがたいあだ名からでございます。ですから。
(つけたのはこの人。君も投票しよう!)

東武6000系は、1969(昭和39)年、日光線の快速用に作られた電車。
私は個人的に大変お世話になった電車です。

小4から高校まで栃木に住んでいましたので、東京へ行くということになるとこれに乗ったわけです。
スペーシアはいま、春日部、栃木、新鹿沼とこまめに停まりますが、DRC1720系時代はその末期を除いて新栃木に1日1往復だけしか停車しませんでした。「けごん」「きぬ」は誇り高い列車であり、われわれ下々の沿線住民は非冷房6000系の快速や板張り吊り掛けの78系準急に詰め込まれるしかなかったのです。

でも、6000は俊足で乗り心地のいい電車。非冷房でしたが、夏は窓を開けると風が入りました。海側のボックスごとに扇風機のトグルスイッチがあって、乗客が入切できるようになっていたのが印象的です。

性能は前年に登場した8000系のマテリアルをもとに、停車駅が少ないので制御器はDRC1720形と同型にし、日光線の明神から始まる連続下り勾配を安全に走れるように抑速制動を付加、電気ブレーキの容量に安全マージンを持たせるためモーターを直列に永久接続したためパラノッチがないという特徴があります。

で、6000がモディファイ的に難しいところは、スタイル要素が見る角度によって全然違って見え、ある角度からはかっこよく見えなくもない、別の角度から見るととてもダサい、トータルでいうとダサい、これってどこから生まれていて、どう表現するかがなかなか難しかったわけです。

6000
これはカッコイイと言えなくはない。(栃木—新栃木)

6000_2
この角度は、なにか、出来損ないのようにダサい。昔の漫画の泥坊のような顔だ(家中)

その原因は、兄弟車の8000系と違ったデザインマテリアルに起因しています。

・方向幕と種別幕を正面窓の上に置いたため、貫通路の上に何もなくなってしまい、海坊主のような張り上げ屋根になった。
・8000系に比べ、保温・遮音のため床を厚くしているので正面窓が上がり、ただでさえ広い腰板がますます広くなって、8000系よりも鈍重な顔つきになった。
・前照灯と尾灯が8000系に比べて中央寄りになっている。

これらの要素を押さえないと、模型は「ブサカッコよく」ならないと思います。昔、GMの8000系前面とトミックスの50系客車の側面を組み合わせて作りましたが、オデコと前照灯には気を配ったものです。

今回パッケージから取り出して、鉄コレ8000系と並べてみました。なかなかどうして、よく出来ています。

Gr012380
8000系と並べてみると、なんと、ちゃんと床の厚みの違いが表現してあり、正面窓が上がっています。これはすごい。しかし、前尾灯がオーバースケールなので、このすばらしさ(カッコ悪さ)が活きてきません。もちろんモデル的に考えれば、これはこれで悪くはないのですが……8000系の造作も、こうやって見ると悪くないなと思います。

しかし、なにか違和感を感じるのです。なぜだろう。

あっ。オデコが広すぎるんだ。

Gr012372
鉄コレの正面の雨樋は、乗務員室扉の前端から1.5ミリ以上後ろに下がっていますが、実物の雨樋は乗務員扉とほぼ同じ位置なのです。

6000ren
ほらね。
つまり、海坊主がますます海坊主になってしまっているのです。これはけっこう響く……。

それでも見慣れてくると、上から見下ろしたり下から見上げるような角度で見ると、オデコのデフォルメがそれらしく見えてくるから不思議です。

Gr012375_2
とりあえず1両雨樋を前進させてみようと思うのですが、屋根化するオデコ部分を一段下がっている屋根板のレベルまで削らなければならず、これはけっこう大変そうです。どんな加工をしたらいいだろうか悩みどころです。
前面まわり造形の美点としてもうひとつ、マーカーライトの表現が秀逸であることを挙げておきます。実車の、半分雨樋に埋まったような、変な取り付け方がよく再現されています。これで雨樋位置がちゃんとしていれば……。別パーツになっているので、雨樋を移設してもうまく使いたいものです。

いつ手をつけるか。なにしろ「低N」なので、ほんとにやるのかどうか、わかったものではないのです。

最後にもう一つ、ベンチレーターがバラバラに曲がってついていて、見ているとなんだか情緒不安定になりそうな気分ですが、これはベンチレーターがはめ込みだけでついているからで、定規を当てればすぐ直せます。

Gr012371

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コメント

「だいや」ってなんやろう、という積年の悩みをいまググってやっとわかった犬谷号と申します。
6000系、ダサいですね~
でもいつも思うことですがデザインとしてのダサさと鉄道車両としての魅力は正比例しないですよね、、、
なんといってもおでこの真ん中になにもない、コレがダサさの最大の秘訣、とボクも考えてました。
でも魅力的。
それにしても端正な8000系の更新の際にそのダサさをわざわざ持ち込んだ東武って・・・・
こちらはダサい上に魅力も感じません・・・・

こんにちは。私も子供のころ本で見て 優等列車にもかかわらず冷房もなく、垢抜けない印象をもっていました。しかも早々に引退し、幸薄いイメージが強いです。
6000形には乗りませんでしたが、更新の6050系は
好きです。昨春 日光・鬼怒川に旅行した際は現地で飽きるほど乗りました。
6050なら国鉄の急行みたいで、栃木から浅草まで乗っても苦になりません。
いうまでもなく快適さならスペーシアが優りますが。

一度6000にも乗りたかったものです。
そうすれば印象が変わっていたかも。

犬谷号さん、コメントありがとうございます。
私も小学生の頃は、「だいや」が何を意味するのかわかりませんでした。愛称の整理が行われる前の昭和30年代はほとんど列車ごとに違う愛称がついていて、日光・鬼怒川方面の山の名前や川の名前がたくさん使われていたんですね。

60年代デザインについては考えるところもあるので、次にエントリを起こします。

品じぃさん、コメントありがとうございます。
地元で接していた立場では、幸薄いというイメージはないんですよね。とにかく一日の走行距離が長く、大活躍という感じでした。分割・併合・増解結が多かったので、二日と同じ編成はありませんでした。とにかく静かで乗り心地のいい電車でした。

6050に更新されて野岩鉄道や会津鉄道に足を踏み入れるようになってからも同じように活躍は続きましたが、ついに快速が半減されました。おそらく、代替新造はせずに長持ちさせる考え方なのでしょう。不便なら特急料金を払ってスペーシアに乗れと。

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