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2014年12月24日 (水)

青春亀戸線1986

Cederさんのブログで、1969年の松竹映画『喜劇 女の度胸』が紹介されています。
京急空港線が舞台になった、倍賞美津子第一回主演、監督森崎東、脚本山田洋次の映画。空港線や本線の電車や羽田空港周辺の英字看板などが楽しめるようです。

ヒロイン倍賞美津子は沿線の女工。ならば同じ松竹映画、姉の倍賞千恵子主演で山田洋次が2回目にメガホンを取った『下町の太陽』(1963年)で張り合わねば。倍賞千恵子も曳舟の石鹸工場で働いている設定だし、倍賞美津子が空港線なら、倍賞千恵子は似たような雰囲気を持つ亀戸線で。

『下町の太陽』のタイトルバックに、一瞬2両編成の東武78系が通り過ぎます。亀戸線です。ですが、主な舞台は倍賞千恵子が通勤で使う京成押上線で、新製間もない京成3000系がたくさん登場して車内が鉄工所で働く勝呂誉が倍賞千恵子に告白する舞台になったりしていますが、ファーストシーンでは浅草駅に入線する東武73系をナメて、浅草松屋の屋上で倍賞千恵子と、早川保がデートしている場面が映し出されます。

「この川を渡ると、空が暗くなるだろ」
帰り。上昇志向が強く、本社に行きたい早川が言います。空気の淀んだ下町から抜け出したいのです。
映画は、早川と下町のガラの悪い兄ちゃんである勝呂との間、団地生活に代表されるモダンな生活と自分のなじみである旧い下町との間で揺れ動く倍賞千恵子の心を通して、東京の急激な都市化や格差の拡大をストレートに訴えてきます。

それから20年以上経った、1986年の亀戸線をごらんいただきます。
おや、偶然、その頃の「青春」がネガに写し込まれていました。

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鉄道」カテゴリの記事

コメント

『下町の太陽』で来ましたか!
賠償千恵子さんの歌は知ってましたが映画は観てません。
京成がたくさん出るなら観てみようかな…。
先日の曳舟以来、亀戸線が気になってしまって、もやもや鉄出来そうな感じですね。

『下町の太陽』、名前は知っていますが見たこと無いですが、こに記事を読んでいたら見たくなりましたです。
もやもやシーン、あちこちで撮ってますね〜!
これからも期待しちゃいます^o^。

Cederさん
へっへっへ、Ceder人気にあやからせていただきました(爆)。『女は度胸』ほどではありませんが、京成押上線はいろいろ出てきますのでお薦めです。変な塔があちこちから見えるようになった以外は、亀戸線の沿線風景はほどんど変わってませんしね。いい飲み屋もありますよ!

Chitetsuさん
「もやもや写真」いいですね!作品とはおこがましくて言えないし(笑)。『下町の太陽』は、思想の入ってない『キューポラのある街』だと思っていただければ(なんて乱暴な)。

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